実際の避難経路をたどり、さまざまな課題を発見
今月22日、五ヶ瀬中等教育学校の生徒たちは日南市を訪れました。

初の日南市でのフィールドワークということで、生徒たちは、まず、市が大堂津海水浴場近くに整備した津波避難施設を見学。
(五ヶ瀬中等教育学校 上田聖矢先生)
「高い建物はどう?」
(生徒)
「ない。青島よりない」
生徒たちは、避難できる場所が少ないことや道路の混雑が予想されるなど、地域の現状を自分たちの目で確認しました。
(五ヶ瀬中等教育学校 上埜五喜さん)
「砂浜側にたくさん人がいたら、山側に向かいたいときに、1か所に人が殺到して、迅速な避難っていうのが妨げになるのかな」

そして、海水浴場に移動し、避難を体験してみることに。
(五ヶ瀬中等教育学校 上田聖矢先生)
「じゃあいきます。スタート!」

土地勘のない生徒たちですが、津波避難訓練アプリを活用し、安全な高さの場所に向かっているかを確認しながら避難を進めました。


(五ヶ瀬中等教育学校 今村茉椛さん)
「(海にいて)走れる気力が残っていないかもしれないし、もしかしたら、サンダルとかで走りにくいかもしれないので、難しいなと思った」

実際の避難経路をたどった生徒たちはさまざまな課題を見つけたようです。
(五ヶ瀬中等教育学校 上埜五喜さん)
「上の広場は一時避難にはいいと思うが、そのあと、どこに逃げようもなくて、二次避難がどうしようもなくて、大丈夫なのかなと思った」

(五ヶ瀬中等教育学校 柴田心望さん)
「一応、避難成功はしたが、高いところに逃げた感じがしなくて不安だったのと、『来た道を戻りなさい』みたいな看板もあってちょっと分かりにくかった」
