7月に想定される参院選に向け、27日、参政党の滋井邦晃氏が立候補を表明しましたが、現時点での各政党の宮崎県内での動きをまとめました。

自民党は、去年7月、現職の長峯誠氏が党の公認候補に選ばれ、立候補への準備を進めています。

3期目を目指す長峯氏は、過去2回の選挙で、ほかの候補に大差をつけて当選を果たしましたが、去年、政治資金の不記載が発覚し、今回は厳しい選挙戦になると危機感をにじませています。

公明党県本部は「九州内では全国比例の候補者を擁立しているが、県内では現時点で選挙協力の話を含め、具体的な動きはない」としています。

野党です。
3年前、2022年の参院選では、立憲民主党や国民民主党など各党が候補者を立てましたが、今回は一本化を目指す動きが注目されます。

立憲民主党県連は「あらゆる可能性を模索し、候補者の擁立に向けて努力をしている」としています。

国民民主党も候補者を公募していますが、県連では野党の候補者の一本化を優先させたいとしています。

また、非自民勢力の立憲民主党、国民民主党、それに社民党などでつくるCNP会議でも、去年12月の会議で候補者の一本化を目指す方針を確認しています。

また、共産党県委員会は、「去年の衆院選に続き、参院選でも与党を過半数割れに追い込むことが一つの課題」として、独自の候補者擁立も検討しながら、野党統一の実現へ努力するとしています。

そして、日本維新の会は、今月、改選1人区での野党候補者の一本化に向け「予備選挙」の制度案を公表し、各党へ参加を求めていて、県総支部では「各党の働きかけの結果次第で動いていく」としています。