宮崎県美郷町南郷に伝わる、百済王族の伝説にちなんだ「師走祭り」が17日から始まり、見どころの一つ、「迎え火」が行われました。
MRTテレビ「Check!」では、現地と生中継で結び、お伝えしました。中西可奈リポーターの報告です。(※17日午後6時15分の模様。この記事については動画でご覧いただくことをおすすめします)
(中西可奈リポーター)
きょうは美郷町にやってきました。きょう、あす、あさってと3日間行われている師走祭りの会場です。
一番の見所と言ってもいい、この「迎え火」が、今、行われているということですが、6時から火がつけられて、ものすごい迫力あります。
すごく寒いのですが、やっぱり火の近くに行くとすごく温かいですし、この炎だったり、「パン」という音、そして、火の粉や立ち上る煙もすごく厳かで、とっても素敵なお祭りになっています。
この「迎え火」なんですが、しっかりと意味がありまして、神門神社と、そして、木城町の比企神社に祀られている百済王族が年に一度対面する儀式で、古事によれば、王を守るための火と煙の再現であると言われています。
こちらの矢倉ですが、例年は30基ほどあるんですけども、今年は24基ほど出ているということです。
一斉に火がつけられたということで、とても迫力ある映像を見られるかなと思います。
実際に来られている方にお話を伺いたいと思います。
今日はどちらから来られたのですか?
(来場者)
地元です。
何回もいらしているのですか?
(来場者)
30回ぐらいですね。
どうですか?このお祭り?、地元の方にとっては?
(来場者)
何て言ったらいいかな…待ちに待ったね、8年半。親子の対面じゃないですか、家族的な祭りで非常に親しみ深いです。
もう、欠かさず来られている感じですか?
(来場者)
来ています。きょうは天気も良くて、もうこういう天気は10年に1回ぐらいじゃないでしょうかね。雪が降ったりとか、雨が降ったりとか、そういうのがあって、なかなか天気に恵まれないんですけど、きょうはもう風もなくて・・・
祭り日和ということなんですね。最後まで楽しんで行かれてください。ありがとうございました。
この「師走祭り」なんですが、あす、あさってと行われるのですけが、あす18日、土曜日は午後7時から御門神社の境内で夜神楽が奉納されます。
そして、19日、日曜日は、お別れの神事といたしまして、「ヘグロ塗り」が行われます。
この「ヘグロ塗り」というのは、煤を顔に塗って、健康を願うというものなのですが、そちらもおもしろいお祭りになっていますので、ぜひ、みなさん、足を運んでいただきたいなと思っています。
こちらの「師走まつり」、あす、あさっても行われます。ぜひ、こちら美郷町にも足をお運びください。
※MRTテレビ「Check!」1月17日(木)放送分から