再来年に開催される「宮崎国スポ・障スポ」に向けて建設が進められてきた、宮崎県の新しい陸上競技場とプールが完成しました。
どんな施設になっているのか?公開された内部を取材しました。

都城市山之口町で建設が進められてきた、県の新しい陸上競技場。
宮崎国スポ・障スポの開会式と閉会式が行われるメイン競技場がこのほど完成しました。

(廣末圭治記者)
「去年12月に完成した新しい陸上競技場です。どんな設備が整っているんでしょうか」

メイン競技場の特徴は、大きな屋根。
さらに、競技エリアを囲むのは、およそ1万5000人を収容可能なスタンドです。


(廣末圭治記者)
「フィールドから見ると、非常に近い場所に観客席があります。沢山の応援の声が届いて、選手たちの力になりそうです」

スタンドの観客席にも、宮崎らしさが込められています。

(廣末圭治記者)
「競技場の観客席は、オレンジとイエローの『ひなたカラー』になっています」

さらに、大型スクリーンや、Jリーグのナイトゲームにも対応可能な大型照明も設置されています。

16日は河野知事が視察に訪れました。


続いて公開されたのは、宮崎市錦本町で建設が進められてきた県の新しいプール。

(廣末圭治記者)
「こちらが全国大会も開催することができる50メートルのメインプールです」

50メートルのメインプールは、水の温度を細かく設定することができるほか、床が可動式になっていて深さを変えることができます。

さらに、メインプールは可動式の桟橋により2つのエリアに区切ることができ、片方は25メートル競技用にもう片方は練習用として使用できます。

また、プール以外の施設も…

(廣末圭治記者)
「建物の中にはトレーニングルームもあり、最新の設備で充実したトレーニングを行うことができます」

このほか、屋外にはスポーツクライミングのウォールも整備されています。


(宮崎県 河野俊嗣知事)
「ここで実際にアスリートが躍動し、多くのファンが声援を送るというイメージを浮かべるとワクワクする思い。存分にアスリートが能力を発揮できるようなアスリートファーストの大会・競技ができるのではないかと楽しみにしている」


完成した県の新しい陸上競技場とプールは、いずれも4月から共用が開始されます。