ドラマ「梨泰院クラス」で主演を務めるなど世界で活躍する韓国の人気俳優パク・ソジュンさんが、宮崎県内の関係者と共同で独自のウイスキーを作り上げました。
このプロジェクトが始まった舞台裏や関係者の思いを聞きました。
世界的に活躍し、インスタグラムのフォロワー数が2500万人を超えている韓国の人気俳優パク・ソジュンさん。
ウイスキー好きとしても知られていて、今回、自身がクリエイターとして携わったウイスキー「26」を製作し、16日から先行販売が始まりました。
このウイスキープロジェクトは、パク・ソジュンさんと、東京のエンタメ総合商社「STARBASE」、そして、木城町にある黒木本店の尾鈴山蒸留所の3者が共同で立ち上げ。
そのきっかけとなったのが、延岡市北浦町出身でSTARBASEの代表を務める日高良太郎さんと弟で役員の雄二郎さんが、パク・ソジュンさんから受けたある相談でした。
(STARBASE 日高良太郎代表)
「僕らがソジュン君と、もともとプライベートで親交があって、日本のウイスキーに興味があるし、プライベートでウイスキーの蔵をまわりたいと相談がプライベートできて、それで数年前に一度宮崎を訪れた。その時に黒木さん(黒木本店)の蔵に行かせてもらい、親交が始まった」
そして、パク・ソジュンさんは尾鈴山蒸留所のウイスキーの作り方や製造についての哲学を聞いてほれ込み、ウイスキーの製造が実現したということです。
また、宮崎を気に入り、プライベートでも度々宮崎を訪れるようになったパク・ソジュンさん。
宮崎で過ごした様子を自身のSNSに投稿しています。
(STARBASE 日高雄二郎さん)
「一番最初に言っていたのは星がきれいなこと。本人が宮崎の星を見上げて寝転んでいる写真をSNSにアップしているが、海も空気もきれいだと言っていて、リラックスできるというのは本当に言っていた」
プロジェクトを通して深まった世界的な俳優と宮崎のつながり。
STARBASEの日高さん兄弟は、宮崎の魅力をさらに発信するきっかけになればと話します。
(STARBASE 日高良太郎代表)
「こういう自然な形で始まったプロジェクトなので、うまくいいきっかけにしてもらって、宮崎自体が盛り上がればいいと思うし、せっかくいいところなので、地元の人たちが自信をもって、いろんなものを発信してもらうきっかけになれば」
(STARBASE 日高雄二郎さん)
「若い子たちとかが『宮崎いいね』とか『あの場所に行きたい』という形になっているので、一人でも多く『宮崎いいね』と言ってくれる人をエンタメを通して増やしていきたい」
ウイスキーの販売は1万本限定で、先行販売は16日から始まっていて、一般販売は来年1月11日からとなっています。