若い世代の目の付くところにきちんと情報が届いていたのか

発生から1週間続いた臨時情報による呼びかけ。
しかし、こんなデータが発表されました。

野村総合研究所が、今年9月、全国5万人を対象に実施したアンケート調査です。

南海トラフ地震臨時情報の発表を知っているかを聞いたところ、「知っている」と答えた人は75.8%、「知らない」と答えた人は24.2%で4人に1人が知らないと回答する結果となりました。

また、年代別でみると「知らない」と回答したのは20代が36%、30代が31.8%となっていて、特に、若い世代の認知度が低くなっています。

県民に聞いてみると、発表自体は知っていたものの十分に理解していないという声が聞かれました。

(記者)
「具体的に臨時情報が何たるかまでは分からない?」
(県民)
「あまり分からない」
「テレビで流れている分は(臨時情報について)見たが、自分たちで深く調べたりしなかった」

(野村総合研究所社会システムコンサルティング部 橘 和香子さん)
「知らなかった人がどういう状況にあったのかについては調査できていないが、知っていた人の中でも若い世代のトレンドで言うと、インターネットよりもSNSを見ているとか、テレビの視聴だったりとか見るものの種類が違う結果が出ているので、若い世代の目の付くところにきちんと情報が届いていたのか、そこに一つ課題があるかと考えている」