衆議院議員選挙の争点について、宮崎県内3つの選挙区ごとに各候補者の考えをお伝えします。今回は、宮崎2区です。
宮崎2区に立候補しているのは、届け出順に国民民主党・前職の長友慎治氏、共産党・新人の白江好友氏、自民党・前職の江藤拓氏の3人です。

今回の選挙で争点となっている「政治とカネ」の問題や「物価高対策」などについて、それぞれの候補者はどのように考えているのでしょうか。
「政治とカネ」の問題について
自民党派閥の裏金事件を受け、衆院選の主な争点となっている「政治とカネ」の問題。
政治の信頼回復に向け各候補者の考えは・・・
(国民・前 長友慎治候補)
「政策活動費を自民党はこれからも使うと明言されました。有権者の皆さまは、それで本当にいいのかと、国民に対して真摯に向き合わない政権がこれからも続くということに対して、私たち有権者が試されているということを訴えていきたいというふうに思います」
(共産・新 白江好友候補)
「今回の解散は裏金解散といってもいいような名づけられるようなものだと思う。裏金問題の根本にあるのは、政党助成金の問題です、この政党助成金はパーティー券も含めて廃止すると。このことを強く訴えたいと思っております」
(自民・前 江藤拓候補)
「派閥がなくなれば、派閥主催のパーティーは無くなるわけで、そうなれば裏金なんていうのは二度と起こらないわけですから、これを1つのきっかけにして、幹事長が管理しているお金とか、文書交通費であるとか、様々ありますので、すべてのお金のことについては、特にクリアに明確に説明できるようにしたいと思っています」
物価高を踏まえた経済政策について
また、有権者の関心が高い、物価高を踏まえた経済政策については。
(国民・前 長友慎治候補)
「手取りを増やすということをシンプルに追求していきたいと思います。実質賃金が継続的に上がるまでは消費税は5%に減税すると。そうなるとインボイスも廃止することができますので、5%にしてインボイスを廃止するということを公約に掲げていきたいというふうに思います」
(共産・新 白江好友候補)
「消費税廃止を目指して、まず緊急に5%へ減税します。インボイスも廃止します、加えて、全国一律最低賃金1500円、これを本気で実現させるために10兆円規模で中小企業へ直接支援を行って実現させます」
(自民・前 江藤拓候補)
「物価がたとえ上がっても、家庭の可処分所得が増えていれば、それは吸収できることでありますから、やはり実質賃金をいかに上げていくのか、そして、103万円、130万円の壁については、とるというよりも、どこまでが扶養という範囲の中でやっていけるのか、そういったことも税制も見直す必要があると思っています」
石破総理について
そして、今回、総理就任から戦後最短で衆議院を解散した石破総理について、各候補者は・・・
(国民・前 長友慎治候補)
「総理になった瞬間に石破さんじゃなくなっている。石破カラーも封印されていますし、後ろで誰かに操られている印象でしかありません。ですので、まったく期待できないというふうに思っております」
(共産・新 白江好友候補)
「看板が誰になっても、自民党の根本は変わらないんですが、石破首相は党内きっての改憲派、タカ派と呼ばれてますので、今まで以上に危険な軍拡を進める政権となる可能性があると考えています」
(自民・前 江藤拓候補)
「議会制民主主義の中で党内議論も尽くし、そして、最終的には国会の委員会で議論をして、そして採決を経て、実行されるべきものでありますから、やはり自分の信念を持ちながら、広い視野で広い意見を受け入れてもらいたいと思っています」
※MRTテレビ「Check!」10月17日(木)放送分から