衆院選の宮崎県内小選挙区の構図、今回は宮崎2区です。
与野党の前職2人の対決とそこに新人が絡む構図となりそうです。
延岡市、日向市、西都市など16の市町村を選挙区とし、九州では最も広い宮崎2区。
自民党の前職と国民民主党の前職、それに共産党の新人が立候補を表明しています。


自民党・前職 江藤拓氏
(自民党・前職 江藤拓氏)
「何をするのか、何ができるのか、何がやりたいのか、それを明確に示して国民に信を問いたいと思っています」
8選を目指す自民党・前職の江藤拓氏。

今回は12年ぶりの前職対決ということもあり、2年がかりで選挙区内にある22の後援会組織を強化してきました。
(自民党・前職 江藤拓氏)
「後援会組織を若返らせて、特に青年部を充実させてきました。後援会態勢は今までになく整っていると思います。ですから、今回は何と言っても、後援会中心の選挙を戦おうと思っています」

無派閥で裏金問題とは関わりがない江藤氏ですが、危機感は強く、他の候補の応援のため地元を離れがちだったこれまでの選挙と違い、今回は選挙区に張り付く方針です。
(自民党・前職 江藤拓氏)
「今回はなかなか国民の皆様方の腹の底にある怒りというのは消えていないと思う、自民党に対する。12日間しっかり選挙区で、少しでも多くの人に会って、訴えを聞いていただいて、最初から最後まで戦い抜くことが必須だろうと思っています」

国民民主党・前職/比例九州 長友慎治氏
(国民民主党・前職/比例九州 長友慎治氏)
「何としてでも自民党の議席を減らし、過半数割れをし、政権を交代する」
前回の衆院選で比例復活により初当選した、国民民主党・前職の長友慎治氏。

前回の選挙ではほとんどなかった後援会を主だった市町村に作り、毎週、地元に帰ることをスタンスに活動してきました。
(国民民主党・前職 長友慎治氏)
「事務所をまず延岡、日向、そして、西都、3つの市に構えて、後援会の皆様にも集まれる場というものを作っていただいて、3年前にはできていない態勢を今回は作れる。作って臨んでいきたいと思っています」

今回の選挙では、3年間で86回、国会で質問したという実績を強調しながら、政権交代、そして、世代交代のうねりを作っていきたいと意気込んでいます。
(国民民主党・前職 長友慎治氏)
「今、私、野党ですけども、1期生でも3年間の中で、これだけのことができたと。であれば、もっと皆様のお役に立てるという自信を深めておりますので、そのことをまず訴えていきたいと思います」

共産党・新人 白江好友氏
(共産党・新人 白江好友氏)
「次の選挙、腐敗政治を一掃する選挙にしていこうではありませんか」
共産党新人の白江好友氏。

去年12月に立候補を表明して以来、選挙区内で街頭演説をしたり、支持者を回ったりして有権者の声を聞いてきました。
(共産党・新人 白江好友氏)
「自民党への批判が高まってますので、共産党への期待も寄せられてます。そういった方たちに根差して、支持を広げていただこうと」

2年前の参院選以来、2度目の国政選挙挑戦となる白江氏。
前職2人とは違う存在感を示し、票の獲得につなげたい考えです。
(共産党・新人 白江好友氏)
「今回の解散は裏金解散と言ってもいいような、名づけられるようなものだと思う。それを暴いてきたのが日本共産党と赤旗ですので、そこへの期待は声は寄せられております、それにぜひ応えていかなければならないと思っております」

衆議院議員選挙は、今月15日に公示され、27日に投開票されます。
※MRTテレビ「Check!」10月10日(木)放送分から