「お菓子の日高」の創業者で、ラジオやテレビなどでも親しまれた日高美恵子さんが、29日、亡くなりました。98歳でした。

福岡県北九州市出身の日高美恵子さんは、1954年、夫の信義さんとともに宮崎市橘通り沿いに「お菓子の日高」を開業。


ラジオやテレビにも出演し、「日高のおばあちゃん」として人気を集め、90代前半まで店頭での接客や掃除などの仕事をこなしていました。


日高さんは、29日、老衰のため宮崎市内の自宅で亡くなったということです。98歳でした。


通夜は、10月1日午後6時から、また、葬儀・告別式は10月2日午前9時40分から、いずれも宮崎市のみやそう会館で営まれます。

【参考】
日高美恵子さんは、1926年(大正15年)生まれの98歳でした。

「女性の地位向上」や「人権擁護」に向けてさまざまな活動を行う、国際ソロプチミスト宮崎の会長を務めるなどしました。

仕事を通して、長年地域社会に貢献した人を表彰する宮崎ロータリークラブの職業奉仕賞も受賞しました。

娘さんによると、日高さんは、お客さんと話すことが幸せと感じる人で、開店当時は「ほかの店より一番早く開けて一番遅くに店を閉める」ことを目指すほど、仕事に対して熱心だったとのことです。

また、店に来たお客さんをきれいな状態で出迎えたいと、店のモップかけは体が動く限りしていました。

孫によると、出かけた際もごみが落ちていたら拾いながら歩くので、なかなか先に進めなかったという思い出もあるとのことです。