「自分よりもちゃんとやっている」 それは運命としかいいようがない
そんな藤江さんは移住してまもなく、不土野地区で30年以上続く、子ども落語のことを知りました。
(藤江開生さん)
「いざ飛び込んで、実際に見せてもらった時に『本当にしっかりやっているな』と、『自分よりもちゃんとやっているな』と思わされて、それは運命としかいいようがないのかなと思った」

そして、少子化や指導者不足で子ども落語の存続が危機的な状況にあると知った藤江さん。
今年1月には藤江さんが発起人とな地区の保護者や落語経験のある地域おこし協力隊と協力し、「富土野子ども落語会」=「富楽家(ふぅらくや)」を結成しました。

(藤江開生さん)
「不土野が、いま、子どもたちが非常に少なくなっているというところで、数年後もいまの形で落語の文化が残っているかどうかわからないというところで、これは何かしら自分がいるあいだにやりたいなというところで、保護者と一緒に立ち上げた」
自身も30年ほど前に不土野小学校を卒業した女性。
現在は3人の子どもが「富楽家」に入っていて、取り組みに期待を寄せています。

(3人の子どもを「富楽家」に 出口翔子さん)
「学校の中の児童数がすごく減ってきているので、そこが分岐点に立っているときに、藤江さんらが入ってきてくれているのは、すごく良いタイミングだったなと思って、ありがたいばかり」












