町長の辞職に伴う宮崎県川南町長選挙が、6日、告示され、新人2人が立候補しました。
一騎打ちの構図となる中、それぞれの候補者はどのような政策を訴えているのでしょうか。

川南町では、去年、町長に就任し、先月25日にがんで亡くなった東 高士 氏が治療に専念するため町長を辞職していました。

これに伴う川南町長選挙は、6日、告示され、届け出順に、いずれも新人で前の副町長の河野秀二氏(68歳)と、前の町商工会長の宮崎吉敏氏(71歳)の2人が立候補しました。

前の副町長の河野秀二氏。
37年間、町職員として勤務したあと農業を営み、去年5月から先月まで副町長を務めました。

選挙戦では、東氏の町政継承を訴え、農林水産業のインフラ整備や高齢者・障害者の生活支援などの政策を掲げています。

(河野秀二氏)
「(東)町長と詰めてきた事務がたくさん残っている。この仕事を途中でやめるわけにはいきません。そこで、私はこの仕事を引き継ぐために決断をしました。どうか、この5日間は町内まわって、元気にあいさつして回りたいと思います」

前の町商工会長の宮崎吉敏氏。
自動車の修理・販売などを手がける会社を経営し、2012年から今年5月まで町商工会長を務めました。

選挙戦では高齢化や核家族化が進んでいるとして、高齢者向けの入居施設や子育て支援施設の整備などを政策に掲げています。

(宮崎吉敏氏)
「川南町を誇れる町にしたい。みんなが本当に川南町に住んでよかったなと、高齢者の方々も、若い人たちも、みんなが未来に希望が持てる街づくりを行ってまいります」

川南町長選挙は今月11日に投票が行われ、即日開票されます。