俊足を生かした素早いパス回しと展開力

富島はFWの平均体重が60キロと全国の中では小柄なチームで、俊足を生かした素早いパス回しと展開力で勝利を重ねてきました。


その起点となるのが、スタンドオフの石崎響選手とセンターの黒木真洸選手です。
2人は判断力に優れているだけでなく、パススキルも高く、W司令塔としてチームをリードします。

(富島中ラグビー部 石崎 響選手・3年)
「あいてるところとか(味方の人数が)あまったときとかに素早くパスをまわせるようにしている」
(富島中ラグビー部 黒木真洸選手・3年)
「自分と響が基準となるので、そこをしっかりコミュニケーションを高くとって日本一に導きます」


50m走6秒2 精度の高いキック

また、キャプテンで最後尾のポジション、フルバックの田中勝斗選手はあらゆるスキルが高い選手。
50m走のタイムは6秒2。俊足を飛ばして次々と相手をかわします。
さらに、チーム唯一のキッカーも務め、精度の高いキックでゲームをコントロールします。


(富島中ラグビー部 田中勝斗主将・3年)
「チームが前でディフェンスしてくれている分、相手が蹴ってきたときはちゃんとミスなしで陣地を取り戻すことを意識してやっている」

正確なスローインでよいスタートを

このほか、展開ラグビーではセットプレーも重要。
スローワーを務めるフッカーの吉川慎之助選手は、正確なスローインを出すために練習を重ねています。


(富島中ラグビー部 吉川慎之助選手・3年)
「正確なところに投げられて、いいスタートが切れればいいと思う。もっと全国にはすごい人がいると思うから、しっかり怖がらずに試合をして勝ちたい」