南海トラフ巨大地震の発生に備えます。
巨大地震の発生から3日目に、どのような救助や支援が必要になるのかを確認する図上訓練が宮崎県庁で行われました。

(宮崎県 横山直樹危機管理統括監)
「人命救助を最優先とした災害観測を実施してください」

9日の訓練には、県や消防などの関係機関からおよそ200人が参加。

県内で最大震度7を観測する南海トラフ巨大地震により最大17メートルの高さの津波が発生したとの想定で行われました。

今回は、地震発生から3日目の対応を確認することを目的に行われ、職員たちは9つの班に分かれて、人命救助や被災者支援の手順などについて確認しました。

(被災者支援班の職員)
「県内で甚大な被害が発生していて、市町村の社協が立ち上がります。県社協が災害ボランティアセンターを設置するかどうか確認をしてください」

(宮崎県危機管理課 南海トラフ・大規模災害対策担当 瀬尾隆太主幹)
「人命救助のタイムリミットとされる72時間が迫っている中で、人命救助をやりながら、次の対策を考えていく」

県では、こうした訓練を通して災害対応のマニュアルを改善していくことにしています。