悲惨な事故に繋がりかねない自転車の危険な運転についてです。
20日、宮崎県都城市内で車道を蛇行したり、車の進行を妨害したりと、危険な運転をしている自転車が目撃されました。

車道の右側を逆走する自転車。
対向車の間を縫うように蛇行しながら走行し、車の進行を妨害している様子も見て取れます。

これは、20日午前11時半ごろ、都城市内を走行していた車の助手席から撮影された映像です。

21日、現地を訪れてみると…

(田尻怜也記者)
「こちらの車線を蛇行しながら逆走していきました。国道ということもあり、かなり交通量が多い印象です」

付近の人は…

(自転車を見たことがある人)
「たまに自転車に乗っているところは見かける。三股から都城にかけて自転車に乗っている。ふだんは普通に乗っているイメージ」


警察に、この映像を見てもらいました。

(宮崎県警察本部交通企画課 小森 誠 課長補佐)
「自転車は、車道の左側部分の左端に寄って通行しないといけないことになっているので、今回のこの動画では道路の中央であったり、右側の方を走っていることになるので、道路交通法違反に該当することになる」

県内では、去年1年間に自転車が絡む事故が418件発生し、2人が死亡しています。

警察は、自転車の正しい利用を呼びかけます。


(宮崎県警察本部交通企画課 小森 誠 課長補佐)
「自転車に乗ったらヘルメットを着用して、交通ルールをしっかり守って安全に利用していただきたいと思う。ちょっとした違反であっても、大きな責任を伴ってしまうことがあるということを自転車の方にも認識していただく必要がある」


悲惨な事故に繋がりかねない自転車の危険な運転ですが、今回の映像に映っていたような危険な運転までいかなくても、車道の右側を逆走している自転車はよく見かけます。

自転車は、原則、車道を走る場合は左側ということを改めて確認しましょう。