ふるさと納税をめぐる産地偽装についてです。
鹿児島県志布志市は、宮崎県都城市の精肉販売業者が、ふるさと納税の返礼品について産地を偽装して納品していたと発表しました。
鹿児島県志布志市によりますと、産地偽装があった返礼品は2017年5月から今年1月までに発送した豚肉と牛肉などをセットにした31種類で、合わせて501人に送られ、総額は2430万円余りです。
豚肉は返礼品の提供事業者が、都城市の「谷川食品」から調達していましたが、谷川食品は「鹿児島黒豚の価格が上がり、採算が取れなくなったため他県の豚を偽って納品した」と話しているということです。
谷川食品は「鹿児島県産黒毛和牛」についても「調達できなくなった」として、ほかの県産の黒毛和牛を納品していました。
志布志市では、来月から代替品を発送することにしています。
谷川食品は、都城市高崎町にある精肉販売業者ですが、都城市のふるさと納税とは関係ないということです。