「災害高血圧」みたいなのは起こりやすい
医師でもある門内さんは、保健師とともに避難した高齢者の健康管理の支援にあたりました。
(宮崎市保健所 門内一郎副所長)
「2次避難されてきた人の健康相談を受けたり、血圧計を使って健康観察をしたり、医療へアクセスしなくてはいけない基礎疾患を持っている人に対しては、薬が必要であれば、医療受診の調整をしたりしていた」

門内さんは避難生活が長引くことで、ある病気のリスクが高まると指摘します。
(宮崎市保健所 門内一郎副所長)
「『災害高血圧』みたいなのは起こりやすい。栄養をとるにしても塩分が多いものを食べる。カップラーメンや缶詰ものを食べると、塩分がたくさん入っているが、ゴミを出してはいけないので全部食べるし、スープも飲む。そうすると塩分をとることになる。避難所に行くとストレスがかかり、塩分のセンサーが働くの、でさらに塩分が体の中に取り込まれてしまい、高血圧が起こる。そうすると、心臓の病気が起こったり、脳卒中のリスクが増えるということがある」
