石川県は、能登半島地震の被災者を金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」へ一時的に受け入れることを決めていますが、8日午後に予定されていた受け入れの開始は大雪のため、一部見送ると明らかにしました。

石川県は、自宅の復旧や仮設住宅の準備が整うまでの間、「2次避難所」として被災地以外のホテルや旅館を活用することにしていますが、その中継拠点としての「1.5次避難所」を金沢市稚日野町の「いしかわ総合スポーツセンター」に開設します。

スポーツセンターでは8日午後から避難者を受け入れる予定でしたが、輪島市・珠洲市・穴水町・能登町の奥能登2市2町については、自衛隊が大雪のため対応できないとして、急きょ受け入れ開始を見送ると発表しました。

8日に避難する人は奥能登を除く地域の3人ほどに留まる見通しです。

石川県は今後、避難してきた人を受け入れるホテルや旅館を調整し、9日午後にもスポーツセンターから宿泊先への移動を始める予定です。

輪島市によりますと、8日は市内の避難所から自衛隊の車両とバスを使って3人を金沢市に移送する予定でしたが、自衛隊が大雪に対応する必要があるため、8日朝、県から中止の連絡を受けたということです。