「秋の味覚」の話題に注目します。秋の味覚といえば何を思い浮かべますか。猛暑などで成育が遅れていた国産のマツタケですが、このところの冷え込みで一気に収穫が進み、今まさに旬を迎えています。


旬のマツタケを求めてやってきたのは、石川県内有数の産地・能登町。険しい斜面を登ってみると…。

「足元で踏んでしまうとマツタケの商品価値なくなるから、自分の足を置く場所を見る。ホラホラ…」


「わー!ありました!生えています。たくさんありますね」

案内してくれたのは、30年以上にわたり、この山を管理してきた中塚耕励さん。中塚さんの山では例年、10月初旬になると土の中からマツタケが顔を出し始めますが、今年は2週間ほど遅れて、先週ごろからようやく収穫できるようになったといいます。


マツタケ農家歴30年・中塚耕励さん
「猛暑で水分が無かったから、マツタケだけではなく果樹も全て小さいんです」