不作と思っていた国産マツタケの入荷が増えたわけ

記者リポート
「店頭には、このように能登産のマツタケがずらりと並んでいます」


近江町市場にある「北形青果」では、国産のマツタケの入荷が例年よりも2週間から3週間遅れたものの、今週に入ると能登産を中心に一気に入荷が増えたといいます。


北形青果・北形謙太郎さん
「岩手県産、長野県産の国産マツタケがピークから終盤を迎え、今から能登のマツタケが入ってくる。去年は逆で、国産マツタケがほとんど早めに終わったのでこの時期すごく高かった。今年は色んな産地のものが重なり入ってきているので値段は『安く』なっているんです」


北形青果で販売されている国産マツタケの相場は、24日時点で100グラムあたり3000円から8000円。これは、前の年の同じ時期のなんと半額以下、例年と比べると3割から4割程度安くなっているといいます。


北形青果・北形謙太郎さん
「猛暑の影響で9月はほとんど入荷がなかったから、客の中では』今年マツタケ不作だよね、高いんでしょ」と先入観を持つ方が多かった。でも今年は全然そんなことない。今週から来週にかけてピーク、緩やかに値段は下がってくるかと」


地元の買い物客は…
「マツタケ出てきとるな~と思って、眺めてた。ここ来たらマツタケの時期だなと思うけど、高くて。よっぽど出ないと食べられない」
「これだけ立派なマツタケでお値段も良い(=お手頃)じゃないですか。資金に余裕があれば買うかな(笑)」

「年に1度は味わいたい!でも高くて手が届かない…」庶民にとっては「高嶺の花」、そんなマツタケですが、この秋楽しむなら、まさに今がチャンスのようです。