「ケガがなければ体罰ではないと認識」と釈明

体罰があったとされる学童保育で開かれた保護者説明会でのやりとりです。

録音「今回に関しては僕自身の責任であり、認識不足が一番の問題でもあるかなと思いますので、大変申し訳ありませんでした」

保護者会のやり取りが録音されていた

保護者説明会で録音された内容によりますと、英語教室側は叩いたことのみを認め謝罪しましたが、逆さ吊りなど、その他の行為については言及していませんでした。さらに「ケガがなければ体罰ではないと認識していた」とも説明したということです。こうした対応について保護者からは…

父親Aさん「保護者会でまともなやりとりができないっていうのがみんなわかった。」
母親Bさん「スタッフが足りていないのでどうすればいいのかという話だったり、誰も有資格者がいなかったっていうことで、これどうするんだという」

私たちは、現在の代表とされる母親に直接取材を申し込みましたが、問いかけに対し無言で立ち去りました。

保護者に配布された文書

父親Aさん「罪を犯した自覚を持ってほしい」
母親Bさん「謝罪は表面上だけで、改心というんですか、そういうのは全くせずに次も事件を起こすんだろうなっていうふうに見ています。」

さらに保護者らは、学童保育の団体や行政などにも相談しましたが、納得できる対応は得られなかったといいます。Bさんはすでに警察に被害届を提出していて、関係者によりますと、暴行罪での立件を視野に捜査が進められているということです。さらに、契約不履行として学童保育の代金の返金を求める訴訟の準備も進めています。

子どもたちの安全をどう守るのか。次回は暴行が起きた背景と、行政面の課題について考えます。