亀田豊氏 (無所属・新)「この地域が子育てしやすい、暮らしやすい、働きやすい、そういう地域であることを実感していただけるように、幅広い世代の皆様からのご意見を聞きながら、石川県と能美市、川北町とのパイプ役として県政という場で仕事をさせていただきたい」

無所属の新人で自民党が推薦する会社役員の亀田豊氏。自民党寺井支部が擁立しました。立候補を表明している3人の中で唯一、政治経験はありませんが、商工会や石川政経塾のつながりから着実に足場を固めています。

自民党 宮本周司参院議員「商工会青年部で一緒に活動してきた仲間でございます。これから皆さんとともにしっかりと、その支援の輪が能美郡市全域に届くように活動を重ねていき、そして4月の決戦に向けてともに頑張ってまいりたい」

自民党根上支部 高塚善衛支部長「森総理の築かれたこの支援者の組織。これは根上から候補者を立てて草刈り場といったような有権者がいろいろとバラけるのをどうしても防ぎたかった」

森・元総理のお膝元でもある旧・根上町。不戦敗は避けたかった自民党根上支部は現職の橋本崇史氏の引退表明を受けて候補者の擁立に動き、今月18日、能美市議の中野廣志氏を擁立することを決めました。

中野廣志氏 (無所属・新)「私は議員になってまだ若いんですけど、民間の時に県の仕事をしたこともあります。そして、その経験を生かして市と県のパイプを果たせるのではないかと。三つ巴と言いますけども、やはり能美市、川北町のために県と市・町のパイプ役を果たせるのは、やはり経験と実績が生きてくるのではないかなと私は思いますので、そこを十分に訴えていきたいと思っています」

善田善彦氏 (自民・現)「他の候補者と違うのは、私は経験がありますのでそういった経験を実績を活かしながら、こんな災害があった時でもありますし、難しい世の中でもありますので、しっかり能美市、川北町のために自分が働いて、あと石川県全体のためにも頑張ってまいりたいと力強く思っている」

一方、新人2人を迎え撃つ形となった自民党の現職・善田善彦氏。県議会の副議長などを務め、3期12年の経験と実績を訴えていきたいとしています。過去2回の選挙は無投票でしたが、12年ぶりの選挙戦となることに危機感も募らせています。

善田善彦氏「12年間経ちますけども、地元・能美市ということを訴えていましたので特別そういった地域的な区別をしていなくて頑張ってまいりましたものですから、そういった合併して18年経つのに地域間競争が起こるのは残念であります」

現職に割って入る2人の新人。12年ぶりの激戦が繰り広げられます。