JNNのニュースアプリ「NEWSDIG」を深掘りする「ココ掘れ!NEWSDIG」です。DIG担当が注目したニュースはこちらです。
「気象庁の竜巻注意情報が訂正 目撃情報を取り下げる事態に」
15日にMROラジオとインターネットでお伝えした話題です。

DIG担当が注目したのは…

そもそも取り下げることがあるのか、気象庁に尋ねたところ、担当者も「キャンセルはそうはなく、今回は稀なこと」と話していて、珍しい事態と言えそうです。

時系列を整理します。
気象庁によりますと、15日午後1時50分ごろ小松空港にいる嘱託職員から「空港から西に5キロのあたりで陸上に近づく竜巻を見た」との一報が、羽田空港を通じて気象庁に入ります。情報の精査に入った気象庁は…

15日の小松空港

・寒気が入り込んでいたり、近くに積乱雲があったりと竜巻が発生しやすい状況
・陸地に近づいているとの情報
・日々、気象状況を確認している空港からの情報で信頼度が高い

…などの理由から「緊急性を要する」として、午後1時53分に目撃情報つきの竜巻注意情報を発表します。

気象庁で情報を精査したところ…

しかし、精査を重ねた結果「漏斗雲だった」として発表から14分後に目撃情報を取り下げました。取り下げの要因が“漏斗雲”だった訳ですが、そもそも竜巻との違いを深掘りします。