「捕れました。良かったです」

息子の達矢の喜びの声に続き、父親の寛之さんが立派な鵜を大事そうに抱え降りてきました。

「ありがとうございます」「よう暴れましたよ」と父親の寛之さん。2人には安どの表情が浮かんでいました。

鵜はカゴに移され、神の化身「鵜様」となって、2025年の鵜捕部を務める家に運ばれました。

鵜捕部・中山武則さんは「ありがとうございました!あとは道中我々に任せてください」とふたりに感謝を伝えた上で、「2年ぶりという事で、道中なんとか無事に気多大社へ鵜様を奉納したい」と役目を果たす覚悟を示しました。

大勢の住民に見送られながら気多大社へと向かう鵜捕部たち。出発は当初の予定より遅れたものの、無事、鵜様を運ぶ「鵜様道中」が始まりました。












