大きな交通事故につながる高速道路での事故を想定した訓練が12日、石川県小松市で行われ、関係機関が迅速な救助態勢や初動対応を確認しました。
NEXCO中日本金沢支社の小松雪氷基地で行われた訓練には、警察や県バス協会などを含めおよそ80人が参加しました。

高速道路で40人が乗った観光バスにトラックが追突したという想定で行われた訓練では、バスの運転手が乗客の協力を得ながら安全な場所に避難誘導したあと警察に通報。
駆け付けた警察官が、運転席で動けなくなっていたトラックの運転手の救助手順などを確認しました。

このほか現場では、バスの運転手を対象に周囲に事故を知らせるため、発煙筒の使用訓練も行われました。

北鉄加賀バス小松営業所・松本政敏所長
「実際に事故が起きてしまうと頭が真っ白になってすぐには動けないと思うのでできるだけ落ち着いて対応できるようにこういった訓練は大事」

県警察本部交通部・遠藤英之主席参事官
「多数の乗客が負傷することも予想されるし後続車両によって二次事故が発生することも懸念される。今後も情報共有に努めてまいりたい」

北陸自動車道では先月23日、白山市の美川インター付近でトラックを含む車6台が絡む多重事故が発生しています。











