金沢市の企業が大学と連携して開発した電線の点検用ロボットが7日、披露されました。産学連携での点検用ロボットの開発は北陸初です。

金沢市に本社を置く米沢電気工事は、2023年から金沢工業大学と共同で電線の破損などをチェックするロボットの開発をしていました。

開発にかかった費用はおよそ1000万円で、金沢工業大学のロボティクス学科によるカメラと配信の技術を活用し、北陸では初となるライブ配信で点検の映像を確認できる機能が搭載されました。

これにより、作業の大幅な時間短縮だけではなく、作業員の人手不足の解消や安全確保の向上が期待されます。

金沢工業大学・大澤敏学長「様々な分野に社会実装という形で(大学の)技術が展開していくことに大きく期待している」

米沢電気工事・上田学社長「大学のノウハウや技術をもらって具現化していくことが地域にとって大切。今後も新しいことに挑戦できれば」

ロボットは9月ごろから、北陸3県の現場で導入予定です。