石川県能登のキリコ祭りの始まりを告げる勇壮な能登町の「あばれ祭」が始まり、4日夜は松明の炎の周りをキリコが乱舞しました。
「イヤサカヤッサイ!」
4日から始まった能登町宇出津の「あばれ祭」。

夜には5本の柱松明の周りで、住民らが火の粉を浴びながら威勢よくキリコを乱舞させました。
去年は能登半島地震の影響で、多くの住民が町外に避難するなどしていたため、祭りへの参加を断念した町会もありましたが、今年は全ての町会から40基のキリコが集結しました。
2年ぶりの参加となった町会の一つ横町地区は、県が全国から募ったボランティア「祭りお助け隊」の支えもあり参加にこぎつけました。

(富山からの祭りお助け隊)
「ちょっとでもお手伝いできたらなと思って、祭りは続けることが大切なのでそこをお手伝いしたくて来ました」
能登町の住民
「最高です。やってよかったですね、お助け隊のおかげで。これがあるから帰ってくるので、やっぱり祭りはずっと続けたいと思います」

復興への思いを新たにした住民たち。「あばれ祭」は5日夜、神輿を川や火の中に投げ入れながら勇ましく練り歩き、地元の八坂神社でフィナーレを迎えます。
