今すぐ朝市通りに店を建てられない3つの理由

てんだ商店・田中宏明さん「ここ一応、都市計画ということで、勝手に建てないで下さいということを言われていて…。道路幅を広げたりするので、建てても取り壊す可能性があるということで…最初は、店を建てて第一号店でやろうかなと思ったけど…まだ足踏みですよね。ずっと長いトンネルの中に居て、光とか全然見えていない状況なので。少しでもめどが立てば、気持ちも新たにできると思うんですけど…」

朝市を眺める田中さん

田中さんたちが、今すぐに朝市通りに店を建てられない3つの理由。1つめは「土地の境界が分からないこと」です。

正確な土地の境界がわからない

輪島市によりますと、朝市があった本町地区は町並みが古く、測量に基づいた土地の境界を示す資料が残っていないということです。また、地盤のゆがみにより、正確な土地の境界が分からなくなり、土地区画整理の対象となっています。

輪島市まちづくり推進課・上畠茂雄 課長「今一番難しいのが…すべて焼失してしまったとういことで、公費解体で撤去したということで、それぞれの方々の土地の境界がわからない。今後どういったやりかたで…土地の境界を明確にしていくかというのは検討する必要があると思います」