「本当に2人で歩いてきた」開業後も続く“二人三脚”

青空がオープンして1年、親子は二人三脚で店を切り盛りしてきました。午後2時にコンビニの仕事を終えて、車を走らせる静さん。店に着くと、寛人さんが苦手としている「おさつバター」の調理に取り掛かります。
静さん
「オーダーがかかるとちょっと今来られる?みたいな感じで(寛人さんに呼ばれる)お客さんには『10分ほど待ってください』と」
寛人さん
「(おさつバターは)芋以外なら一番人気…一番出ちゃう」「どうしてもそれを作るのが難しくて」
静さん
「簡単なんですよ?」
「めちゃめちゃ美味しいよ、食べてみ?みんな地震で落ち込んでいるし色んなことあるしみんな(店にも)頑張ってほしいんじゃないか」「ちょっとでも話してこんにちはとか…単なるこんにちはねんてね、ありがとうと。ほんでも気持ちが明るくなれば私らにとっても良いし…おいしいものも食べられるもん」(訪れた客)
いじめや不登校を乗り越えて、母の支え、周囲の協力で新たな人生をスタートさせた寛人さん。「青空」を開業して1年、以前とは考え方も少し変わったようです。
寛人さん
「ここに来るお客さんはみなさん良い人だなと思って。人は怖いと思っていたけど、そうでもないのかな。今では人はけっこう好き」
静さん
「すごく成長したと思う、というか2人で本当に歩いてきたので。成長…」
寛人さん
「まだしている段階ですかね。まだまだです」