国民審査は「ふさわしくない裁判官を罷免する」制度
最高裁判所裁判官の国民審査は、すでに任命されている最高裁判所裁判官がその職にふさわしいかどうかを国民が審査する制度です。ふさわしくない裁判官を「罷免」するしくみです。

裁判官は、任命されてから最初に迎えた衆議院選挙の投票日に国民審査を受けます。
実際の投票では、やめさせたい裁判官がいる場合その名前のところに「×」をつけます。×が記載された数が何も記載されていない数を超えたら、つまり有効投票数のうち過半数の不信任をうけたらその裁判官は罷免されます。
しかし、戦後25回国民審査が実施されていますが罷免された裁判官は0です。