震災と豪雨の影響が今も残る石川県輪島市では、15日から国の事業を活用した「公共ライドシェア」の実証運行が始まりました。

「いってらっしゃーい」

輪島市町野町では15日朝、公共ライドシェアの出発式が行われました。

珠洲市寄りに位置する町野町や南志見地区では、路線バスの本数が震災前の半分以下に減るなど、公共交通機関にも影響が出ていて、車を持たない高齢の住民などが、買い物や病院へ通うための移動手段が大きな課題となっています。

町野町では、1月から、住民の有志が無料送迎サービスの実証実験に取り組んできましたが、今回、輪島市が主体となって国の「交通空白解消緊急対象事業」を活用した公共ライドシェアの実証運行を始めました。

坂口茂輪島市長「もっともっと足を確保して皆さんにお出かけ出来る様に皆さんと運行しながら、相談しながらより使い勝手の良いそんなライドシェアを実現していきたいと思います」