能登では公立高校も奮闘しています。高校球界の名将がアドバイザーを務める門前高校野球部もこの春始動、春の県大会初戦で王者・星稜に挑みます!
門前高校の野球部も、地震で困難な状態が続いていました。
3月1日の卒業式には、卒業生を送り出そうと野球部員が集まりました。元日の地震以降、みんなが顔を合わせるのは2か月ぶりです。

門前高校野球部・塩士暖さん(当時2年)「みんなとおったらやっぱ楽しいし、安心する」
門前高校野球部・前川知貴主将(当時2年)「懐かしい顔も…2か月だけど不思議な感じ」「一緒に野球ができて楽しかった。大学に行っても頑張ってください」
あれから1か月、門前高校には新たに32人が入学し、全校生徒は102人になりました。
門前高校・中澤賢校長「学校は元気になった。通えるようになった生徒も増えてきたし、輪島からのバスもつながって交通もしっかりしてきたので本当にホッとしている」
学校は3月いっぱいで避難所としての役割を終え、大半の生徒がリモートから対面授業へ。普段の学校生活がようやく戻りつつあります。
先生「改めて対面で授業をちゃんとできるのは本当にありがたいこと」
新学期の授業では、この1年で成長したことを共有しました。
門前高校野球部・埒光平さん(3年)「コミュニケーション能力は、自分から進んで分からないことを聞くことが身についた」
門前高校野球部・高橋児依さん(3年)「挑戦する力。やってみたいとかやりたいとかで終わらせずに、まずはやってみるっていう行動に移すこと、1年生の時よりできたんじゃないかな」