任期満了に伴い来年春に行われる石川県知事選挙に、山野之義前金沢市長が出馬の意向を固めたことが分かりました。16日に会見を開き正式に表明する見通しです。

山野氏は15日朝、金沢市内で北陸放送の取材に応じ、支持者などから出馬を望む声を受け、家族とも相談したうえで出馬の意向を固めたことを明らかにしました。
山野氏は金沢市出身の63歳。通信大手「ソフトバンク」を経て、金沢市議を4期務め、2010年の金沢市長選で初当選しました。
2022年、3期目の途中で市長を辞職して知事選に出馬しましたが、馳浩知事におよそ8000票差で敗れ、現在はソフトバンクの戦略顧問を務めています。
山野氏は、16日午後に金沢市内で出馬会見を開き正式に表明する予定です。
来年春の知事選をめぐっては、現職の馳知事がすでに9月議会で出馬を表明しているほか、共産党などでつくる「県民の会」が候補者の擁立を模索しています。