「なぜ教壇に立ち続けたのか」女性講師の母親がコメント

被害にあった女性講師の母親は、元教頭の処分を受けてコメントを発表しました。

【女性講師の母親・コメント全文】
「加害教員に対する懲戒処分がなされたことで、気持ちの上では一区切りをつけることができました。しかし一方で、私たち被害者が行動を起こさなければ事実が明らかにならなかったことを思うと、高知県教委、土佐清水市教委の対応については納得ができずにいます。

・娘が被害を訴えた段階で、両教委はハラスメントの事実を認識しながら、なぜ娘を守ってくれなかったのでしょう
・被害者側からの十分な聞き取りをしないままに処分の検討が始まり、決定までにこれほどの時間を費やしたのはなぜなのでしょう
・セクハラ行為を繰り返す反省のない教員が、教頭として勤務を続けてきたのはなぜなのでしょう、また4月以降も教壇に立ち続けたのはなぜなのでしょう

両教育委員会にはハラスメント対策の抜本的な見直しをはかり、被害の継続を断ち切るよう強く求めます。