(認定こども園 白梅幼稚園 岡田朱紀 園長)
「電話を受けたのが主任なんですけど、バタバタっと走ってきて『驚かないでくださいね、息しててくださいよ。風船の返事がありました』という感じで」

(木岡真理奈アナウンサー)
「扉を開けたら目の前に風船があったらしいんですよ、玄関の目の前に」

(認定こども園 白梅幼稚園 岡田朱紀 園長)
「鳥肌が立ちますね」

幼稚園では、30年ほど前から風船を飛ばすイベントを行っているといいます。

(認定こども園 白梅幼稚園 岡田朱紀 園長)
「私たちも子どもたちの驚く顔が見たいので事前予告はしない。運動会の閉会式のなかで『サプライズがあります』と言うと歓声があがる。手を放すと寂しい気持ちはするけどそのあとにきれいなものを見て目が輝く」

これまでにも遠くは兵庫まで飛んだことがあるということです。せっかく届いた手紙です。園児たちに、お返事を書きました。

そして1日、先生が子どもたちに、風船が届いたことを報告してくれました。

「何?」「お手紙」「キャー!」
「ここ見て!こうちけんって書いてある」

さらには給食で高知の料理を食べたいとオファー。

「こうちけんのりょうりをつくってください!おねがいします!」

高知県に興味を持ってくれたようです。

自分たちの上に広がる空が、こんなに広い世界とつながっているということを教えてくれた、一つの風船。園ではこれからも、子どもたちに夢を持ってもらうため、風船飛ばしを続けるということです。

(認定こども園 白梅幼稚園 岡田朱紀 園長)
「漠然と『お手紙ください』と、何かを願ったときにそれがかなうかもしれない。今回それがかなったので、夢を抱くことを諦めないでとか、そういう気持ちを持ちつづけてもらいたい。自分たちが生きるって、他の人の働きとかいろんなことが重なって奇跡みたいな毎日を過ごしているんだといった…大きいですけどそういうことを感じてもらえたら」