日頃言えない「ごめんなさい」の気持ちを書いたハガキのコンクールで、今年度の入賞作品が決まりました。衝撃的な告白や、思いやりの気持ちに心を動かされるものなどさまざまな作品が寄せられています。

2003年から毎年開かれている「ハガキでごめんなさい全国コンクール」。今年度は北海道から沖縄まで全国各地から1772作品の応募がありました。

日頃言えない「ごめんなさい」の気持ちを伝える相手は、家族や友人、担任の先生などさまざま。過去のいたずらや失敗を振り返り、素直な気持ちがつづられています。11日は実行委員会のメンバーや高知県南国市の団体の代表者らが事前の審査を通過した214の作品をひとつひとつじっくりと見て審査しました。

その結果、子ども部門の優秀賞にあたる南国市教育長賞に選ばれたのはこちらの3作品。

南国市教育長賞 3作品

「パパごめんなさいほかにすきなひとができました。」こちらはくすっと笑えますが、お父さんはショックかもしれませんね。

「パパごめんなさいほかにすきなひとができました」

そして大人部門の優秀賞=南国市副市長賞のなかには…夫がフィールドワークで集めたキノコを夫の味噌汁だけに入れていたという衝撃的なカミングアウトも。

優秀賞=南国市副市長賞のなかには…

そして大賞に選ばれたのは…

妊娠中、なぜか母親と連絡がとれなくなったという、さくらさん。元気な男の子が生まれたと母親に報告すると…がんで入院していたことを打ち明けられました。一人でがんと闘わせてしまって「ごめんなさい」と母親の身を案じる気持ちがつづられています。

大賞(南国市長賞)

コンクールではこれらを含め20作品が賞に選ばれました。

(西村浩利 実行委員長)
「両親や兄弟に謝る作品がたくさんありました。そしてコロナに関係する作品がいくつかあり、いい作品がありました。やはり謝ることは大事。私も子どもや妻に普段から素直にごめんなさいを日頃言っています。そうすると相手も笑顔になります、そういった心を持っていただければ」

入賞した作品の表彰式は2月12日に行われるということです。