高知県内のグルメや観光地などを紹介するサイト「高知家の○○(まるまる)」をご存知でしょうか。2017年にスタートしたサイトで、10日、公開された記事が2000に到達しました。このサイトで高知の食についての記事を書いているマッキー牧元さんの取材の様子にカメラが密着しました。
(マッキー牧元さん)
「日戻りカツオを使うじゃないですか?漁師のコネクションがあると思っていますが、そのへんはシークレット?」
高知市帯屋町で四季折々の海鮮料理を提供している居酒屋=ゆう㐂屋。取材をしているのは食ジャーナリストのマッキー牧元さんです。年間で600食以上の外食をするマッキーさんは、これまでに国内、海外各地を訪れてその土地の旬のグルメを味わい、独自の視点でインターネットや雑誌で執筆活動をしています。
(マッキー牧元さん)
「ただおいしいって書くだけじゃあとで原稿が広がらない。おいしさというのは香り・食感・見た目であり最後に味わいがあってそこを細かく書く」
そんなマッキーさんは、高知の様々な魅力を紹介する「高知家の○○」というサイトでも、高知の食について記事を書いています。このサイトはグルメや観光地の情報を世界に発信しようと2017年にスタートしました。毎日欠かさず記事を公開。去年は280万のアクセスがあり、10日、記事の数が2000に到達しました。
その2000目の記事が、マッキーさんの居酒屋=ゆう㐂屋の取材。数え切れない数の店を取材してきたマッキーさんですが、特に「酒」の思い出は色濃く残っていると言います。
(マッキー牧元さん)
「酒を飲む気質が好き僕は。あそこで女子高生がケーキ食べながら宿題している横でおっちゃんが酒飲んでいる、全然女子高生嫌がっていない。その文化がすごいなと思いました。酒を昼から飲むとかたくさん飲むことが素晴らしいことなんだ。1ミリの罪悪感もない。そこに高知の底抜けの明るさと強さを感じます」
肝心の執筆活動は…
(マッキー牧元さん)
「すごく(執筆は)弾むんですけれど酔っちゃうからね。高知に来るといちいちメモしておかないと忘れちゃう。そこがいいところですよね」
(ゆう㐂屋 眞鍋裕次郎さん)
「マッキーさんはいつも来てくれてうちの料理のおいしいところを素敵な文章で全国に届けているのでありがたいと思っています」
高知家の○○を運営しているのは県地産外商公社。サイトの運営メンバーの一人高知市出身の小笠原慶二さんは、高校を卒業してから東京で40年近く暮らす中で、故郷=高知への思いが強くなりました。『高知を伝える』ことで『故郷への恩返し』をしているといいます。
(高知県地産外商公社 小笠原慶二 アドバイザー)
「高知LOVEですね。好きというのをちょっと超えている感じですね。ただただ情報を出すだけではなくて、知ってもらって県外の人に買ってもらって、次は高知に興味が出てきて本当においしいものは高知にあるよと高知に観光に来てもらって、もっともっと好きになってもらって高知に住んでもらうといいなと思っています」
様々な人たちの発見や思いが詰まった「高知家の○○」。県外だけでなく、高知県民自身にも、高知の魅力を改めて知ってもらいたいという思いも込められています。県地産外商公社は「今後も高知県との出会いのきっかけ作りに県内の魅力をどんどん発信していきたい」としています。