災害時の地域防災につなげようと、高知市の企業が浄水装置を購入し、地域の人たちと使い方などを確認しました。

浄水装置の使い方を確認したのは、高知市の福留開発です。災害時に地域の助けになればと購入。断水が多く起こった能登半島地震の被災地支援でも使われた浄水装置で、高知市のアクアデザインシステムが開発したものです。22日は社員や近くの保育園の関係者らが操作方法の説明を受けました。また、水道水と、浄水装置を通した水をそれぞれ電気分解し、純度の違いを確認。実際に試飲も行い、水の安全性を実感していました。

(参加者)
「なめらか」

(福留開発 大場将史 社長)
「近くに保育園もあるし、(会社は)津波避難ビルにも指定されている。そういった際に、災害時における水の安定供給、水の使用に困らないよう導入した」

アクアデザインシステムによりますと、装置は県内およそ250か所で導入されていますが、多くは自治体で、民間企業には浸透していないということで今後、共助につなげるため企業への導入を進めていきたいということです。