プロ野球ドラフト会議で、四国銀行の川田悠慎(かわだ・ゆうしん)選手が西武から6位で指名されました。四国銀行の選手の指名は54年ぶりです。

高知高校3年時の川田悠慎選手(四国銀行)

川田悠慎選手は宿毛市出身。四万十市立中村中学校から高知高校に進み、高知高校では主将を務め、ショートのレギュラーとして活躍しました。高校2年生の8月から川田選手を指導した高知高校の濵口佳久(はまぐち・よしひさ)監督は野球への取り組み方を評価しています。

◆高知高校・濵口佳久(はまぐち・よしひさ)監督(事前取材)
「理解力の高い選手でした。野球への取り組み方もよかったですよ。見た時の感覚ですけど面白い選手だなと思って主将に選びました。他の選手とも良くコミュニケーションをとっていましたし、叱るときはズバッと言っていました」

笑顔で記者会見に応じる川田選手(高知市・四国銀行本店)

川田選手の一番の魅力は“足の速さ”です。走力は高校時代から健在だったといいますが、大学野球と社会人野球で打力もついたと濱口監督は言います。

◆高知高校・濵口佳久(はまぐち・よしひさ)監督(事前取材)「とにかく足が速かったです。肩も強かった。それに加えて大学と社会人野球に行って打力もついてきましたよね。それがプロのスカウトの目に留まる要因だと思いますね」

記者会見に臨む川田選手(写真中央 高知市・四国銀行本店)

ドラフト会議前から興味を持っていた西武から指名を受けた川田選手。四国銀行からは54年ぶりの指名となり、歴史的なプロ入りとなりそうです。