アニメの祭典“アニクリ祭”が高知市で開かれました。来場者は2日間で2万人を超えイベントは大盛況となりました。

5日に開幕したアニクリ祭!メイン会場の県民体育館には国内で人気のコスプレイヤーが集まり、会場を盛り上げました。

(コスプレイヤー)
「高知のアニメイベント始まります。すごく楽しい!」
「(日本のアニメは)絵のスタイルがすごくきれいだと思います」

アニクリ祭は高知をアニメクリエイターの聖地にしようと取り組んでいる「高知アニメクリエイター聖地プロジェクト」の一環として行われていて、去年に続いて2回目の開催です。メイン会場にはフィギュアやゲーム機、フォトパネルが展示され訪れた人たちが写真を撮るなどして楽しんでいました。

(大阪から)
「いろんなキャラクターに会えるのを楽しみにして来たんですけど、予想以上にたくさんいたので今からまた楽しみたいと思います」
「盛り上がっている。自分のフィギュア作った」

また、イベントを通してアニメクリエイターの発掘にもつなげようと「体験ブース」も充実!アニメ制作で使われているタブレットで描いたイラストを動かす体験ができるブースでは、子どもたちが真剣な表情で“プロの技”を学んでいました。

「いろいろここら辺とか(操作を)覚えるのが難しかったです。(Q.絵は上手にかけた?)90点くらいですかね」

四国最大級のアニメの祭典とあって県外からも大勢の人が訪れお目当てのブースを楽しんでいました。

「アニクリ祭最高!」

高知市の中心商店街では、「おまち」がアニメの世界に!

(松岡葵アナウンサー)
「ふだんの帯屋町では見られない光景が広がっています。多くのコスプレイヤーたちがまちを練り歩いています」

こちらでは、プロのコスプレイヤーたちが普段使っている装備品を手に取って、記念撮影をすることができます。中には、高知市の桑名市長の姿も!

(高知市 桑名龍吾 市長)
「全国から多くの皆さんに来てもらって、高知のまちを楽しんでいただいている。本当にありがたいことです。きょうはまち中に人が来ているので、大きな経済波及効果に期待しています」

県内でアニメの舞台となった地域も「アニメの力」を活用します。グッズ販売やパンフレットの配布などで魅力をPRしました。

(こだまこまちProject 加藤朋生 代表)
「アニメの力やキャラクターの力があれば、そこに行ってみたい、キャラクターが吸った空気・呼吸をしてみたいと思ってもらえるのではないかと思って、PRしています」

さらに、高知から新たな才能を発見・発信しようと行われたショートアニメのコンテストの受賞作品も上映されました。絵の上手さや構成力が優れたレベルが高いアニメの数々が観客たちの心をつかんでいました。

(観客)
「まち自体が元気にという取り組みがすごいなと思って、もっともっと続けてやってもらいたいなと思いました」

主催者によりますと2日間の来場者は“2万4300人”と、大勢の人を夢中にさせた“高知アニクリ祭”。高知をアニメクリエイターの聖地にすることを目指す取り組みが県ににぎわいも作り出していました。