高知県津野町の中学校で、生徒が使うタブレット端末を管理するためのパソコンが紛失し、個人情報の漏えいの恐れがあることがわかりました。パソコンが盗まれた可能性もあるということで、教育委員会は「盗難届」を提出し、警察が窃盗の疑いで捜査を進めています。
津野町教育委員会によりますと、5月7日、津野町の東津野中学校で、職員室に置いてあったノートパソコン1台がなくなっていることに、出勤した事務員が気づきました。このパソコンは、生徒や教員が使うタブレット端末を管理するための「MacBook Pro(14万7251円で購入)」で、普段は職員室内の机の上に置かれていました。
パソコンには、ログイン用のIDとパスワードを記入した「付箋」を貼っていた可能性があり、個人情報漏えいのおそれがあるということで、各種アカウントやアプリのパスワードを変更したということです。
ただ、パソコンが紛失したことで、津野町内の全ての小中学校4校(小学校2校、中学校2校)の、あわせて303人の児童・生徒の、以下の情報が漏洩するおそれがあるということです。
▼氏名・学校名・学年
▼タブレット端末のパスコード
▼学習で使うアカウントやアプリのID・パスワード・利用履歴など
また、これ以外に68人分の教職員の個人情報も、漏洩するおそれがあるということです。