高知県大豊町特産の銀不老豆を使った新商品を日本航空と東京のパン店がコラボして開発し、9日、東京でお披露目されました。お披露目されたのは「銀不老豆のシナモンロール」です。

日本航空がJAL国際線ラウンジや機内食で提供実績がある東京のパン店「メゾンカイザー」の協力を得て開発しました。

日本航空と大豊町は2022年3月、地域活性化や交流人口の拡大を目的に、包括連携協定を締結。これまで大豊町の特産で幻の豆とも呼ばれる銀不老豆を使った商品や農業体験を取り入れた旅行商品の開発・販売のほか、生産拡大を目指し社員らが町内の土地で銀不老豆を育てるなどしてきました。

シナモンロールにはJALの畑で収穫されたおよそ70キロの銀不老豆を使用。ほっこりとした香りが特徴で、豆の良さが生かされています。東京で開催された試食会には、大豊町の下村町長も参加しました。

(大豊町 下村賢彦 町長)
「古くから伝わる伝統食材というものが残っていて、こういったものを大切にすることが都会の人からの魅力につながり、大豊を知るきっかけになり、訪れるきっかけになると思うので、今後、大豊町の魅力の一つとして発信していきたいと思います」

(メゾンカイザー 木村周一郎 社長)
「地元の方たちが誇れる地域にしていく手伝いが、こういった商品を通してできればいいなと考えます」

銀不老豆のシナモンロールは10日から全国各地の「メゾンカイザー」の32店舗やオンラインショップで販売されています。