県内多くの公立高校は1日が卒業式です。今年は高知県内で約3700人の公立高校の生徒が学び舎から巣立ちました。

このうち2021年に開校した高知市の高知国際高校では2期生が卒業の日を迎えました。高知県教育委員会によりますと、今年、県内の公立高校を卒業する生徒は、合わせて3689人です。高知国際高校では262人が卒業し、卒業生を代表してグローバル科の塩見廉(しおみ・れん)さんが、英語を交えて答辞を述べました。

卒業生答辞 塩見廉さん(高知国際高校・1日)

◆卒業生答辞 塩見廉さん
「We don’t know what lies ahead.However,we will not go forward into society alone.Let’s take on new challenges,believe in our selves,and create a future we are proud of!」
(この先に何が待ち受けているのか、私たちにはわかりません。しかし、私たちは1人で社会へ進むわけではありません。新たなことに挑戦し、自分を信じ、誇れる未来を創っていきましょう!)

屋外には保護者らが作ったフォトスポットも(高知国際高校・1日)

式の後には、教諭らが作ったメッセージ入りの“くす玉”が割られ、卒業生が送り出されました。また、屋外には保護者らが作ったフォトスポットも設置され、“手作り”で“温かみのある”式となりました。

◆卒業生
「まだ実感があまり沸いていなくて、『(友人と)離れる』感じはわからないけど、『(この学校に)入ってよかったな』と思えたので、よかったです」
◆卒業生「『泣かない』って思っていたんですけど、式の終わりから涙が出てきて、自分にとってこの3年間はとても有意義な時間になったと思います」

慣れ親しんだ学び舎や友人との別れを惜しみながら、卒業生は“新たな一歩”を踏み出しました。