日本で生まれた、環境にやさしいスポーツ「スポーツGOMI拾い」。その高校生の全国大会に出場する高知県代表のメンバーが、高知市の桑名市長を表敬訪問しました。

高知市長を訪問したのは、土佐塾高校の2年生チームの「やっぱハチワレ魂」のメンバーです。メンバーは、10月に行われた「スポGOMI甲子園」の県大会で優勝し、12月に東京で行われる全国大会に、県代表として出場します。『スポGOMI甲子園』は、高校生が3人1組でチームを結成し、制限時間内で指定されたエリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う地球にやさしいスポーツで、楽しみながらごみ拾いをすることで、町や海のごみ問題を自分ごととして捉えることが目的です。

県大会には、18チーム54人が参加。生徒たちは、歩道や植え込みの中など、普段はあまり気にしてないところまで見ながら、捨てられたたばこの吸い殻や、空き缶・ペットボトルなどのゴミを拾っていきました。

この日、参加者が拾ったゴミの量はおよそ58キロ。大会前日に雨が降ったこともあってか、例年より傘のゴミが多く、変わったゴミとして、ヘルメットや土鍋もありました。

5日、全国大会を前に桑名市長を訪れたメンバーは全国大会での健闘を誓っていました。

(宮本悠太さん)
「東京でもいろんな所を歩いて、ゴミをたくさん取りたいと思います」

(橋本迪澄さん)
「気合!あと計画をしてとにかくがんばります!」

(島内優月さん)
「高知県大会で経験したことを生かして、私たちのチームワークでゴミを拾うのはもちろん、ほかの方々とのコミュニケーションを大事にして、いい刺激となる機会にしたいと思う」

(高知市 桑名龍吾 市長)
「高校生がゴミに関心を持つということを、市民の皆さんが知るということが、街がキレイになっていく第一歩だと思います」