高知県内の刑法犯罪でおよそ4分の1を占める自転車の窃盗を防ごうと、高知市の街頭で高校生らが自転車にカギをかけるよう呼びかけました。
JR高知駅で呼びかけを行ったのは、高知丸の内高校と太平洋学園高校の生徒らおよそ30人です。10月11日からの全国地域安全運動にあわせて、「愛『錠』(あいじょう)の習慣化」と書かれたチラシを配りました。

また、駅の駐輪場ではカギが掛かっていない自転車に施錠を呼びかける札を取り付けました。

高知県警によりますと、2023年県内で起きた刑法犯罪3179件のうち、およそ4分の1にあたる782件が自転車の窃盗で、このうち8割が鍵がかかっていませんでした。

また、被害が多いのは駅の駐輪場や自宅で、被害者は中高生が過半数を占めます。
(参加した高校生)
「高知県で鍵をかけてなくて盗まれることが多いので、それがちょっとでも少なくなってほしいと思ってやった」
県内での自転車の窃盗被害は、コロナ禍が明けてから急激に増えていて、県警は施錠を習慣化するよう呼びかけています。











