高知の酒文化を守り、発信しようと取り組む団体が、宴席を楽しむためのマナーをまとめた小冊子を作成しました。
9日、知事を訪問したのは2024年1月に結成された「土佐伝統お座敷文化を守る会」のメンバーです。高知県内の酒蔵や企業などで構成されていて、土佐の伝統的な酒文化を守り、発信しようと取り組んでいます。

このほど、「宴のユートピア」をアピールするため、宴席を楽しむための「マナー」をまとめた冊子、「宴中八策」を作成。坂本龍馬の「船中八策」になぞらえていて、自らの酒量をわきまえ、後輩から憧れられる飲み方を心掛ける、「無理強い」をしない、「世界一、宴が楽しい酒国土佐」を全世界に発信するなど、8つの「策」が記されています。
(土佐伝統お座敷文化を守る会 竹村昭彦 理事長)
「高知県の飲酒モラルをもっとアップさせていきたい。子どもの時に飲みかたがかっこいい大人って憧れたんですね。そういう、憧れられる存在にみんなでなろうよという意識が多少でも高まれば」
冊子の受け取りには署名が必要で署名をすることで意識の向上に繋がることを期待していると言います。会はこれまでに500冊を配布していて今年度中に5000冊の配布を目指しているということです。