地層について知ってもらおうと地球深部探査船と中継を結んでの授業が室戸高校で行われました。生徒たちは海底の地層から自然現象を解明する面白さを学んでいました。

地球深部探査船「ちきゅう」は、海底の地層から地震の発生や生命誕生のメカニズムを解明しようと開発された船です。現在、宮城県の仙台沖で調査を行っていて、船上で研究を進める高知大学・海洋コア国際研究所の岩井雅夫教授と室戸高校の間を中継で結び、授業が行われました。
岩井教授は岩層の構造などを調べる研究室を紹介したほか、地層や断層から見える東日本大震災のメカニズムの解明や、そこから見える南海トラフ地震との関連などについて説明。
生徒たちは授業を通して、地層に隠れる自然現象解明の面白さを学んでいました。

(生徒)
「実際に仕事をしている人の話が聞けて、災害の対策がどのようにとられているのかというのを明確に知ることができた」
(生徒)
「(岩井さんが)『地震についてまだまだ予測することは難しい』と言っていたが、いろいろ解明されていくことを考えるとすごく楽しみ」
岩井教授は、「地学に興味を持ってもらい、室戸ジオパークの魅力の発信にもつなげてもらえれば」と話していました。










