4月。新年度が始まり、あらたな学年、学校、職場など、生活環境が変わる方も多いでしょう。ところで、新年度初日である「4月1日」生まれの子どもの学年がどうなるか、ご存じでしょうか?
日本では、誕生日がわずか1日違うだけで、属する学年が変わるだけでなく、生涯に受け取る児童手当の総額にも差が出ることがあります。
この記事では、その背景にある“学年”と“年齢”の法律上の考え方、そして誕生日による児童手当の受給額の違いについて、詳しく解説します。
まず、「年度」は4月1日に始まり、翌年3月31日に終わります。
(3月生まれの女性)
「小さい頃は損してた気がしました。やることなすことちょっと遅かったので…」
同じ学年でも誕生日が遅いと、学校生活など様々な場面でハンデを感じた人もいたようです。一方、4月1日生まれだという女性は…。
(4月1日生まれの女性)
「いつも学年の最後だったので嫌だと思っていたんですけど、背も小さかったし。学年最初の子は大きかったし。でも、学年で1番最後に年を重ねるので、若くていいねって言われますね」
実は、3月31日生まれと4月1日生まれは同じ学年、4月1日生まれと4月2日生まれは別の学年になるんです。