熱い湯 vs ぬるい湯 “道後”の熱~いお湯に入る時の注意点は?

温泉の温度の好みについては、「ぬるい温泉」派(51.1%)と「熱い温泉」派(48.9%)でほぼ拮抗しました。

早坂教授によると、「よりリラックス効果を高めるにはぬるいお湯がおすすめ」だということです。

また、入浴時間の目安は「額に汗がにじむまで」。額に汗がにじむころには体温は0.5~1.0℃上昇していて、血流も良くなっているので、入浴の効果がしっかり得られているサインだということです。

ところで、愛媛の道後温泉には「道後温泉本館」「別館 飛鳥乃湯泉」「椿の湯」の3つの施設がありますが、いずれもその温度は42℃と少し高め。せっかく訪れたとしても、すぐにのぼせてしまう可能性もあります。

そこで、のぼせないためのコツとして早坂教授は「分割浴」を提唱しています。

長時間連続でお湯に浸かり続けるのではなく、額に汗をかいたら少し休憩してまた入る、ときおり水分補給を挟む、という風に小刻みに入浴することで、より長く温泉を楽しむことができるということです。

寒さが本格化するこれからの季節、入浴時はヒートショックを防ぎつつ、リラックス効果を最大限引き出せるよう、こうした点を意識してみてはいかがでしょう。