11月26日は「いい風呂の日」です。
愛媛には日本を代表する温泉地の1つ「道後温泉」があり、今年7月には5年半にわたる保存修理工事を終え、全館で営業を再開するなど注目が高まっています。
寒くなってきたこの時期、せっかく訪れた温泉地でゆっくりお湯に浸かって温まりたいところですが、間違った入浴法をしてしまうと“ヒートショック”を引き起こしてしまう恐れもあります。
この記事では、入浴でよりリラックス効果を高められるコツや、ヒートショックを防ぐために気を付けたいポイントなどを徹底解説します。
「はぁ~」?「ふぅ~」? 風呂に浸かった時の第一声は“出した方が良い”という見解も
温泉宿の予約サービスなどを展開する「ゆこゆこ」が、温泉好きの20~60代の男女1,500人を対象に「温泉のお湯に最初に入った時に思わず出てしまう声」についてアンケートを実施しました。
その結果、
1位「はぁ~系」(33.0%)
2位「ふぅ~系」(28.7%)
3位「息は出るが声は出ない」(12.7%)
4位「息も声も出ない」(12.1%)
となりました。
この他にも少数ながら「あぁ~系」、「ほぅ~系」などもあったようです。
また、女性は「はぁ~系」(特に40代)、男性は「ふぅ~系」(特に50代)が多いという傾向も明らかになったということです。
温泉やお風呂の医学研究者として知られる、東京都市大学の早坂信哉教授によると、お湯に浸かった時に声が出るのは「体が『出したほうがよい』という理由で反応しているサイン」だと言います。
お湯に浸かると、水圧でお腹が圧迫されるほか、体が温められて交感神経が刺激されます。その状態で呼吸を我慢していると、血圧が急上昇して体に悪影響を及ぼす危険性があります。
声を出すことで自然と深呼吸につながるため、そうしたリスクを下げることができるだけでなく、副交感神経を優位にし、リラックス効果を高めることが期待できるということです。
「はぁ~」と声は出さないまでも、お風呂に入ったらゆっくりと深呼吸をすることが大切と言えそうです。