「都大路」の愛称で知られる全国高校駅伝の愛媛県予選。
出場した女子ランナーの中で、ひときわ存在感を放っていたのが、宇和高校3年松岡美来選手でした。
試合後、彼女が流した涙の訳とは?
10月。夕方の愛媛県西予市・宇和運動公園に、宇和高校陸上部の部員が集まってきました。
その中に松岡選手の姿も。
(和気哲也監督)
「制服着ていたら分からんやろ?普通の女の子。走りだしたら、いろんなものが出てくる。スーパーサイヤ人に変化する。オーラを消している」
穏やかで、一見どこにでも いそうな女子生徒が、走り出すと一変!
2024年の県総体では800、1500、3000メートルで三冠を達成。
このうち3000メートルは、26年ぶりに大会新記録を塗り替えました。
さらにインターハイや国民スポーツ大会でも入賞。
2025年1月の都道府県対抗女子駅伝でも1区を任されると、実業団選手もいる中で区間13位と、結果を次々と残してきました。
そんな松岡選手を指導するのは和気哲也監督。
男子マラソンの日本記録保持者・鈴木健吾選手も育てた名伯楽です。
(和気哲也監督)
「1番の彼女の強さは、スピードを維持する能力。ハイペースでずっと押していける強さがあること。あと、レースプラン通りに展開する強さが彼女の特徴」








